フリーゲームとは?
その名の通りフリー(自由)に遊べるゲームである。
市販のソフトではないので、作者様のサイトやオフラインにてDLする事ができる。
もちろん無料。お金がなくても気軽に遊ぶことができるので、時間があって暇つぶしに遊んでみたい人はどうぞ。
*フリーウェアなので自己責任にてDLをお願いします。実行したことによりいかなる損害・不利益・事故等が発生した場合も、責任を負いません。(ウィルス対策を推奨します)
ストーリー (作者様HPより抜粋)
静かな田舎町、打追。南護は、その地中に眠る牛鬼を退治すべく依頼を受けて打追町にやってきた。牛鬼は十二年に一度、力を増す。そして今年はその十二年目にあたるのだ。
異形の怪物である牛鬼に対して、いったいどう戦えばいいというのか? 打追の街を調べ始めた護は、自分が想像もしていなかった人間関係と謎の渦へと巻きこまれていく…。
*管理人のコメント
総プレイは大体10時間の和風伝記物。立ち絵無し、選択肢が少ない一本道なので、ゲームというより長編ノベルと言ったほうが適切だろう。
フリーで10時間のソフトはなかなか無いぞ・・・・・・。と思ったのは私だけじゃないはず。
とにかく長い。しかし面白いので時間がある時に一気にプレイしたほうがいいと思う。
フリーとは思えない名作。プレイしていてほとんど飽きることなく最後まで終えることができた。
主人公視点で物語は進むのだけど、とても面白い!序はやはり状況説明や世界観の説明のため少しだれてしまったけど、それ以外ではのめり込んでしまった。
なにしろ会話のテンポが良い。ゲームで良くある作られた感じがしない。なんだか本当に人が話しているみたい。
ヒロイン3人達の過去を暴き、過ちを正して核心に近づく物語。そのヒロイン達にも感情移入がしやすい。
もともとは18禁のフリーウェアだったらしいのだけど、現在はその要素を添削されて公開。
一般の方でも楽しめます。
その名残もちらほら目立ちますが、ストーリー自体の構成は素晴らしいので目には留まらないと思います
名作で感動ものなので、まだ遊んだことがない人は是非プレイしてみてはいかがでしょうか?
作者:お竜
ゲルひみつ結社
http://oryu.g-7.ne.jp
*ここから先は超個人的の感想+ネタバレ有り。
あまり詳しい事は書いてないけど重大なネタバレがあるので、自己責任にて観覧してください。
フリーゲームプレーヤーだったら知る人ぞ知る『ひとかた』。
私も名前程度なら知っていたけど、別段目に留めなかった。
しかしサイト巡りをしていたら『ひぐらしのなく頃に』よりコッチのほうが好きだ!と言う意見の人が多いみたいなので、今更ながら自分もプレイ。
ひぐらしと似ている設定があるみたいだけど、(田舎、ループ、集団リンチ等)しかし年代的にこっちが先行。
個人的に主人公の護がお気に入り。面白い性格をしていて、日常シーンではギャグを連発したり、比喩表現がすごかったりですごく人間くさい。
多少下ネタが入ったりして減点対象にされているみたいだけど、個人的には気にならなかった。むしろ男子高校生だったらこれくらい普通なんじゃないの?と思った点がいくつか。
こうゆうネタが入ってるからこそ面白いんじゃないのかな。主人公視点のノベルって文章レベルが高いほどお堅い表現をされがちなのだけど、これはそれだけではなかった。
なんというかジャストミート。私みたいな学生って文章レベルが高いと堅い表現ばかりで途中で飽きてしまう人が多いのだけど、護のネタ(会話テンポ)とマッチしていて飽きることなくプレイできた。
ヒロインでは依絵さんが好きかなー。
やっている事が悪でも正義でも、自分の信念に基づいて行動できる人はすごいと思います。
でもまさか依絵さんが白髪の翁の血を引くものとは思わなかった。護は絶対にひとかただろう、と自分に中で勘ずいていたけどこれは予想外。
勝手に智恵が実はそうなんじゃないかと(謎めいた行動含めて)思っていたので、分ったときは正直驚いた。
予想通り、最後はやっぱり報われなかったけどね。それでも幸せだったんじゃないかなあ。
護がひとかたである事を知り、牛鬼を討ったら消えてしまうという葛藤の中で自分の使命を果していく姿勢に一番感動した。
最後がとてもあっけなかったけど、これはこれで良いのかもしれない。考えさせられるエンディングだったと思う。
そういえば今は公開されていないけど、『地図』っていう作者インタビューやエンディングについての事が記述されているらしいけど、現在はもう見れないみたい。
エンディングの事が気になるから見てみたいのだけど、これから先も組み込まれることは無いと言うのだからこれは残念。どんな事が書かれていたのだろう?
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